un d'amocitineの活動について

こんにちは!

大変ご無沙汰しております、un d'amocitineのおぐらでございます。


夏が終わり、お帽子の動きも一呼吸…

また来年のお帽子のシーズンまで小休止といったところですが、

ブログのみをご覧になっている方に大事なお知らせがあります。


un d'amocitineは2021年5月31日、

三人展の終了とともに活動を終了いたします。


今年の個展(二人展)ではありがたいことにたくさんの方にご覧いただき、

お迎えもいただきました。

来年の5月末にも個展(今度は三人展です)を予定しているのですが、

その個展を最後に、

un d'amocitineとしてのお帽子屋の活動を終了させていただくことに決めました。


このお話はTwitterでは以前していて、

私の中ではかなり前向きにとらえている話なのですが、

こちらしかご覧になっていない方もいらっしゃると思いまして、

この度ご報告に上がりました。


終了に至った一番の理由は、

物を作って売るという活動そのものに限界を感じたということです。

今の世の中、あらゆる有限のものに対しての価値が揺らいでいると思います。

私がお帽子の材料をどこかから買ってきて、

それを作って、

またそのお帽子という形あるものを誰かの手にゆだねる…。

そういう有限の価値に金銭を介在させることに、

昨年あたりから疑問を持ち始めていました。

簡単に言うと、

私のお帽子を好きでいてくれる方たちの

お帽子に費やせる資源は無限ではないし、

お迎えしてくれたお帽子を大事にしていてくれるうえで

それ以上たくさんのお帽子を手渡すわけにはいかないと思ったのです。

そして、私のお帽子を好きになってくれた人に、

私のお帽子はいきわたったんだな、

と感じたのです。

昨年そうはっきり感じました。


そこへきて、今年の感染症流行によるイベントなどの中止…。


なんだか、もう私の役目は終わったんだな、と思いました。


お帽子屋になって、お帽子を買ってくれた方たちはみんな素晴らしい人たちでした。

お客様のことは割と覚えています。

初めてのイベントで初めてお帽子を買ってくれた人、

ATMに行ってくるから待っててください!と言って走って戻ってくれた人、

そのとき一番高かったお帽子を丸一日お母さんにねだって誕生日プレゼントに買ってもらっていた女の子、

近くで出展していて気になって見に来ました!と言ってくださった人、

どれだけ友達と私が違う帽子を薦めてもやっぱり第一印象で気に入ったお帽子を嬉しそうに買っていった人、

Twitterで見て!と言ってきてくださった人、

わざわざ遠方からイベントの情報を見て県をまたいで会いに来てくださった人、

何度もイベントで会ううちに仲良くなった人、

私が主催したお帽子のお茶会にまで参加してくださった人…。

数えきれないくらいの出会いがありました。

もっともっと思い出はありますが、

とんでもなく長い文章になってしまいそうなので、このような感じで。


お帽子の活動は、私にとってとてつもなくかけがえのないものだったな、

と思い返しています。

でも、私はいつも真剣にお帽子やお客様に向き合っていたので、

安心してお帽子をやめられます。

多分、un d'amocitineのお帽子を持っている人も、

きっと満足しているのだと私は思っています。


来年の春、受かればデザフェス土曜日、

それがなければ2021年5月27日~31日に三軒茶屋のLUPOPOさんにて開催する

三人展『絵花花展』にて、

お帽子の活動を終了します。

しばらくはminneのカートは開けている予定ですが、

それもしばらくしたらおしまいにしようかと思います。


これから短い間にはなってしまいますが、

どうぞun d'amocitineをよろしくお願いいたします。

最後までお客様のためのun d'amocitineでありたいと思います。


それでは、またなにか書きに来ますね。

お読みくださりありがとうございます!

un d'amocitine

flower arrangement, flower hats and flower life.

0コメント

  • 1000 / 1000